広部はん日記

親戚交換日記令和版です。以前のと違って誰が書いているかわからないので、日記内に明記お願いします。(例:「miccho」「yooko」など)

花の浮島

 なんてキャッチコピーに惹かれたわけではありませんが、

北の離島 利尻 礼文島は 長いあいだ行ってみたいところでした。

7月7日から3日間 Kっちゃんと旅してまいりました。

そもそもこの季節、2000メートル級の高山植物や花々が島の平地に咲きそろうのだけれど

霧の発生が多く、それがまた花をうるおすようで。

利尻島は 利尻富士の裾野が海に落ちているような、車で一周一時間ほどの 山だけの島。

山すそは、本土のシモツケソウの3倍はあるオニシモツケソウがいたるところに群生して

背ほどの丈に 手の大きさほどの泡のような白い花が山を おおっている。

南原湿原を はなガイドの案内で ルーペを片手に一時間の散策。

それはそれはちいさな花と  直径一Ⅰートルほどになった咲き終わったミズバショウの株

ゼンマイのオヤで埋まった湿地に、エゾ松、トド松が群生している。 いろいろなみどりの中で

今にも咲きそうな、タチギボウシの濃いむらさきのつぼみが ツンツンとたっていました。

花の島 礼文島では、まづ高山植物園でお勉強。 レブンアツモリソウをみて感激。

はなガイドの説明で 島の最北端スコトン岬にむかう山道をトレッキング。

島はそのむかし大火事にあったので、木は少なく 草原はの花々は強い風にゆれている。

エゾカンゾウの黄色 花びらが深く切れ込んだタカネナデシコのピンク レブンシオガマの濃いピンク

白いたこやきに割り箸をさしたものが 放射状に爆発したようなエゾニュウは一生忘れないわ。

最後の日、5時半から島の桃岩展望台へ1時間半の少しキツイトレッキング。

昨日とは違う花が、朝焼けの海とともに お出迎え。レブンウスユキソウ(エーデルワイス)の白 

チシマふうろのうすむらさき、レブンソウのばら色、なかでも草原をおおっていたのが

レブンシオガマと 薄いピンクのレブントラノオ。 草の波の上を30センチほど頭をだしてゆれている。

稚内にもどり、宗谷岬からうすく刷毛でかいたような樺太が見えた。 

飛行場に向かった時、いままで隠れてた利尻山がすっきりと正面にあらわれ最高のしめくくりでした。