「ようちゃん」と 呼ばれて
「はい」と答えた自分の声で、目をさましました。
突然 かよ子はんが、わたしを起こしました。
若いころ 寝入りばな爆睡 起きる前はうとうと型の わたしは
奥座敷で眠っていても 通リ土間からの呼びかけで起きました。
まさしく 起きてから30分で 近鉄にとび乗っていた二十歳のころの
わたしを起こす 母の声でした。
呼びかける前は どんな夢だったのか 覚えていないのが 残念!
なにもかも 蹴散らして 家を飛び出す毎日でした。
今 あやまっても おそいなあ。
それにしても 5時14分は 早すぎます。 おかあちゃん。